がんなのか、がんでないのか?「カルチノイド」

直訳で「がんもどき」という意味です。

がんなのか、がんでないのか?どっちやねん?という方のために記事を書こうかと思います。

 
「カルチノイド」の意味と名称変更
一般的ながんと比べ、比較的おとなしい腫瘍という意味で
「カルチノイド」という名称を使用していた。
しかし、遠隔転移をする症例があり、
2000年、WHOにより消化器領域について
NET(NeuroEndocrine Tumor:神経内分泌腫瘍)という用語に変更を行った。
 
呼吸器領域では現在も「カルチノイド」という用語を使用し、
形態学的に「神経内分泌細胞癌(小細胞癌、大細胞神経内分泌癌)」と区別している。
 
 
ということです。そしてついでに「カルチノイド症候群」についてもまとめてみました。
 
 
「カルチノイド症候群」とは
神経内分泌細胞系腫瘍の患者の一部に発生する病態。
症状は皮膚紅潮、腹部痙攣、下痢。
原因は腫瘍によって分泌される血管作動性物質(セロトニン、ヒスタミン、
プロスタグランジンなど)
この「カルチノイド症候群」は現在でも使用されている用語。
 
 
最後に消化器系のNETについて整理してこの記事を結びます。
 
 
胃、十二指腸、胆嚢、肺に発生するNET
カルチノイド症候群まれ
グリメリウス染色陽性
マッソンフォンタナ染色陰性
 
回腸、虫垂に発生するNET
カルチノイド症候群 ときどき
グリメリウス染色陽性
マッソンフォンタナ染色陽性
欧米に多い。
 
直腸に発生するNET
カルチノイド症候群なし
グリメリウス染色陰性
マッソンフォンタナ染色陰性
日本に多い。
 
 

用語の定義は大事です。

あいまいなところはできるだけはっきりさせて理解しよう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました